カテゴリ
以前の記事
2024年 03月 2024年 02月 2024年 01月 2023年 12月 2023年 11月 2023年 10月 2023年 09月 2023年 08月 2023年 07月 2023年 06月 more... フォロー中のブログ
春夏秋冬 ●E・E・Ede ニット... チョビりくに癒される毎日・・・ 押し花おばさんの気まぐれブログ 楽・遊・学・ビバ人生!! ポーチ ド ポッチ(ブログ) 古道具ときどき猫。 cool witch うみひこの気まぐれフォト kzm's 雑記帖 風のとおる家から 侘助つれづれ オアシスへの旅3 ポルトガル便り~ヨーロッ... ウェスタンニューヨークの... 春のよき日に vol.4 England そして ... Non1979's Blog 何でもブログver2 北鎌倉のお庭の台所・藤田... ゆうさんちのご飯日記 3 ひきだしブログ
検索
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2011年 10月 04日
海外旅行はバテックを見たいと、インドネシアバリ島に行ったのが最初でした。
父が母に買ってきていた不思議な模様の生地に魅せられ、それがジャワ更紗だと教えられいつかその島に行ってみたい。 そう夢みてのバリ島の旅は、子供連れということもあって行動範囲も狭く何とか交渉で連れて行ってくれたお店で気に入った一枚を買いました。 店内の照明は暗く、選びに選んだ布を自宅に持ち帰りながめてみると湿気のため小さな黒い点(カビ)が全体に模様のようについていてガックリ…。 出発前の新聞にも”誇りの布 バテック”と書かれた記事をみつけたり、バリ在住の方の情報もいただいて旅の思いは膨らみました。 なかでも絶対見るべしといわれたソロの『バテックミュージアム』 凄い蒐集量のオールドバテックに圧倒さ、併設されたアトリエでの作業にも。 過程を数枚写真に撮りましたが、写真では伝わらない熱した蝋の匂いと湿った暑さ。 そんな中での長時間の手作業に、「ハンド、ハンド」とアピールされるのも無理ないと思いました。 デザインされた図柄を細いまっすぐな線で布に写します そこに溶かした蝋で線描ききや図柄に蝋を細かくのせます 熟練された人によって蝋がはみ出さないよう細い細い線が描かれます 仕事場は広く衝立で区切られた手前は、型押し用の版木 型押しされたものに蝋で細かい図柄を描き足します 溶かした蝋をつけながら寸分違わず丁寧に版木があてられます 写真がぼやけているのは蝋を溶かしたときに出る薄い煙で、天井か壁を取り払ってあげたいくらい… 水につけ蝋をきれいに取り去って、まさにハンドのバテックが出来上がり プリント技術が進化し安価なバテックが出回っていますが、手仕事のバテックは裕福なマダムや愛好者が高額で購入されるそう。 日本の手描き友禅もそうですが、緻密な手仕事にゆえ高額になるのも無理はありませんね。 バテックはソロやジョグジャカルタの茶系の伝統ある図柄と、北岸に点在する日本からのアトリエがある色柄豊富なものとに分かれるそう。 次回は北岸系をみてみたいとも思いますが、この茶系もなかなかいい色でミュージアム内にいろいろデザインされ出来上がった洋服が置いていましたが布とあってないような。 シャツもすべて台襟付きで、大人のアロハシャツ(日本でもきもの地で作られてるような)を作ればいいのに、などとも思いました。 おまけは”ワヤンクリット”と呼ばれる古典の影絵人形。 舞踊劇で使われ、明け方まで一晩かけて上演されるこの人形のできる過程を。 (バテックのアトリエを紹介してくれるのかとペチャに乗せられ着いたところが細路地にあるこのおうちでした) 固くした牛革に模様は彫られていきます 細い鉄棒をコンコン根気よく打ち、細かなレースのような模様を作ります 色づけされ各パーツ組み立て、裏に手足が動くように細工 こんな感じになるのですが、機会があれば人形劇みてみたい おまけのおまけは音楽、といえばガムラン。 コロニアル調の各ホテルでは夕刻になると展示されていた楽器で演奏が始まりますが、皆さんかなりご高齢。 ジャワ島のガムランの楽器には鉄琴、銅鑼などに分類されますが、なかでも青銅製のものが最も音が美しいとされています。 寺院や施設にも展示されています ソロの元王宮を生かしたホテルのガムラン。 ソロは二度王宮がつくられた地で、日本なら奈良、京都といったゆったり時間が流れる町でした。 「ブンガワン・ソロ」ってリクエストしたら笑顔で「アリガト~」 歌の生まれた町で最高な気分でしたが、小さな声でそっと書くと下手でした。^^
by o-hikidashi
| 2011-10-04 09:40
| 旅 海外
|
Comments(4)
Commented
by
anello63 at 2011-10-05 12:33
旅にハプニングは付きものですが・・・今回もいろいろあったようですね。
私の行った所はないかなぁ~と拝見していました。 私の場合、緑の棚田を何かで観てバリ島に行きたいと思って出かけたのですが・・・ ちょうど刈り取った後で期待した景色には会えませんでした(^^ゞ 現地で観られなかった人形劇も日本で、ヤワンも東京のフリマーでゲットしたって、ちょっと微妙でしょ(笑) ケチャの鐘の耳に付く演奏よりもジョグジャカルタで聴いた舞台での演奏がなんとも耳に心地よかったですよ。 バリは癒しの国ですね。 http://tutty0603.exblog.jp/6758731/(前のブログ記事)
0
Commented
by
hakutou5 at 2011-10-05 15:08
こんにちは~。
手書きや型押しなどほとんどが手作りの世界ですね。 機械作りには無い温かみが感じられるのでしょうね。 日本の工房も出来ているのですか、面白そうですね。 ガムラン音楽付きのワヤンクリット見て見たいです。
Commented
by
うらら
at 2011-10-08 08:29
x
>anello63さん
ありがとう~、さっそくブログ拝見しました。 詳しく書かれていてとても参考になりましたし、さすが”旅好き”、と改めて?感心しました。 タクシーでコーヒープランテーションに向かう途中、美しい棚田がありましたがすごいスピードで走るのでカメラを構えているうちに通り過ぎてしまって。 バリ島より生活臭ムンムンですが、癒しあり。 ジャワ島でのんびり工房めぐりをしてみたい・・・。 で、北欧に11月とかですが、北欧も癒されますよ~♪
Commented
by
うらら
at 2011-10-08 08:36
x
>hakutou5さん
「ハンド、ハンド」と蝋の絵付のポーズをとる男性について行き怪しい路地の入口で逃げ出しました。 バテック好きを見透かされたようで、以後慎重になりましたが。 工房の暑い部屋で黙々と作業する人を見て、日本の素晴らしい手作りのものを思い浮かびました…。 ブンガワン・ソロはご当地ソング?でありながら、歌付きの合奏は苦手のようで合わずにバラバラ。 そのバラバラさがおかしくて、帽子で顔を隠して笑ってしまいました~。
|
ファン申請 |
||