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2013年 12月 12日
観光タクシーで嫌な思いをしたので、橋を渡ったりと少し歩いてバスに乗りました。
さすがみちのく、日暮れも早く粉雪がふわふわ。 本に載っていたお店はバス停から歩いて三分のはずなのに、歩けど歩けどお店らしきものさえない。 八幡参道入り口とあったけど、ぐるりと回ったようでここは八幡さまの入り口。 大きな鳥居や奥の神殿には赤々と灯がともされ地元の人に大切にされてるのがわかります。 参道入り口ということは?、鳥居を背にして黙々と歩くこと数分「寒いよ~」 まさに参道入り口にあった『とらや』 ずいぶん大回りをして到着しましたが、暖簾をくぐるとやっと二席確保の満席状態。 メモってきた本のポスターや壁の上部には訪問客の色紙がずらり。 ”イカ納豆”ってどうってことない居酒屋メニューですが、ここのはおいしい。 ひき割り納豆の上にのった新鮮な細切りイカをぐにゅぐにゅまぜて、ああこれは日本酒。 ととりあえずビールは即終了で熱燗に。 もちろんコップでですが、自家製塩辛も優しい味でお代わりしたくなる。 地元の魚の”すい”とかをいただきましたが、あまり好みでは。 大粒のカキフライはビールのときに美味しくいただきました。 別添えでどんと出されたソースがいい味。 いわしのつみれ「も」おすすめだそうだけど、もうお腹一杯なのでお漬物で〆。 「つみれまた食べにおいで。あるのは寒い時だけだよ」 居酒屋放浪の後は老舗バー。 イケメンのお兄さんがさっそうとシェーカー振ってくれるより、いぶし銀いのマスターで時の移ろい感じるバーがいい。 ということで老舗バーとして紹介されていた『Bacchus(バッカス)』 エスカルゴの写真も途中で気がつき、カクテルを前にくつろぐTさんもワタシも言葉少な…。 宿泊したホテルルイスは駅前でリーズナブル、フロントの対応もよくお部屋も少し古いけれど掃除も行き届いています。 朝食会場が最上階とあって、眺めもよく大好きな”岩泉のヨーグルト”が並んでいたのも嬉しい。 窓からは盛岡市内が一望のもと、眼下に流れるのは北上川で市中を流れる中津川と合流しています。 アーチ形の橋は”開運橋”で、前日の運転手さんがこの橋は二度泣き橋とも。 「転勤でやって来てこんな田舎にと泣いて渡り、帰っていくときはこんないいところから帰りたくないと二度泣くのです」 朝食後急ぎ駅に向かい、新幹線に飛び乗ります。 一関で山形のKさんと待ち合わせでしたが、彼女は山形から一時間も前についていました。。 大人の休日倶楽部パス利用だとレンタカーも安く、駅から三人で登米の仮設横にある公民館に向かいます。 後で反省したのは南三陸まで行って頑張っている食堂でランチすればよかった、ゆったりと手芸で過ごせるよう時間に余裕を持っていけばと。 Kさんは今回初めてですが、さくらんぼのKさんということで、集まった方々ともすっかり仲間です。 行く前準備した丸ポーチ(中袋付き数珠入れ)をおしゃべりしながら作り、あっという間に帰りの時間。 以前作ったタッセルの作り方が思い出せないとか、「ああ、時間があれば」の心残りのお別れでした。 仙台に移動し、夜はいつも寄る『とよはし』で舌鼓。 旅先で知り合いの美味しい店があるのは幸せです。 「旅先で地元に浸れるディープな居酒屋もええけど、ワタシらには小料理屋さんがええかもなあ」 駅近くのホテルモントレから、昨日別れた山形のKさん宅に寄り蔵王温泉にの予定。 りんごの手伝いをしたいと言ったのですが、「なーんもすることねえよ」だって。 迎えに来たYさんからホテルの裏に市場があると聞き、まず寄ってからと変更。 次々と人が集まっているし、駅前なのにかなり大きな市場! 安い!新鮮!「あっ、根つきのセリもある!」と興奮するワタシ。 赤ネギに曲がりネギ、ネギ大好き~ 帰宅が明日の夜なのが残念無念。 もちろん、魚貝のお店も軒を連ねています。 ぐっと我慢、ほんの数種類の野菜を買って名残惜しい市場を後にします。 このとき朝食用にとおしゃべりしながら買ったおにぎり、ご飯も美味しいけどにぎり加減も絶妙。 「この夏娘と四国行ったよ。走るばっかりでどこへ行ったやら」 倉田さんちに行く途中、昼食をと山形市内の『蕎麦 佐々喜』に。 外食代のうち、”中華そば”に対する支出が一番高かったのは山形市とか。 お蕎麦屋さんのようですが、メニューにはラーメンや鳥中華なるものがあります。 店内満席、次々お客さんがやって来て活気と麺の湯気がムンムン。 見上げると壁面上部、みごとな押絵人形が飾られています。 物語になっているようで広い店内の奥には、大きなお姫様の羽子板。 麺をすすっているお客さんがずらりと座っていて、写真はムリ。 レジに向かっている あ、手前の大きなやかんにはお茶でなく蕎麦湯が入っております。 ワタシはとり蕎麦、Tさんたちは縮れの中華麺で鳥中華。 たっぷりのネギの下には、ささがきゴボウや鶏肉が入っていてボリューム満点。 「ごちそうさま」、また来たくなるお店でした。 昼食後お土産の”富貴豆”を買ったお店の前、大きな銀杏の木の奥にある、『八文字屋』 以前雑誌で素敵な書店で紹介されていましたが、雰囲気もよくワタシも好きな書店。 昼過ぎの約束が、これだけ寄り道したのですっかり遅くなってしまいました。 林檎の樹やずらりと収穫された林檎の写真をと思っていたのに、日の暮れぬうちに宿へとすぐおいとま。 蔵王温泉に向かいますが、北国の暮れる陽の早いこと。 宿は源泉かけ流しの宿の本で紹介されていた『わかまつや』 「ロケーション、温泉の質、料理、サービス、どれ一つとってもAクラスでリピータ客が多い」とあったので選びましたが、いい宿でした。 旅の終わりの最後の夜、美味しい食事とよき湯に浸りゆく年くる年を語ながら今年の旅や出来事を残念がったり楽しんだり。 翌朝裏手にある”蔵王大露天風呂”に行って見ました。 入り口には11月下旬より冬季閉鎖とあり木戸を押すと開いたので撮影禁止でしたが一枚。 階段の足跡は湯守?、下りたところにみえる広い湯が男湯、裏側が川を堰き止めたような女湯。 駅までと下る山道。 車に揺られながら、蔵王はこれで何度目だろう…。 母と一緒にお釜をと連れてきてもらい美しい釜の色とナナカマドの鮮烈な赤に感動したのが最初。 さくらんぼ農家に来た合間に友人と来て参拝した温泉神社、数人の仲間と日帰り入浴ではしゃいだこと、山のモンスターを見た厳冬の冬。 咲く山法師の美しい頃母と蔵王大露天風呂の湯に浸かったことなどどれも蔵王での大切な想い出です。
by o-hikidashi
| 2013-12-12 23:34
| 旅
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Comments(18)
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at 2013-12-14 21:14
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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sako375
at 2013-12-14 22:03
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観光タクシーは、親切さがおしつけがましい。
ずっと前、友人と秋田に行った時、運転手さんはどうしてもなまはげ博物館を見せたいと思ったらしく、いらないと言ってるのに連れていかれました。 ショーみたいなのがあって、興味がないからその間外でお茶でもと思っているのに、博物館の中まで運転手さんがついて来て、逃げられなかった。。 自分で地図を見ながら歩く方がいいですね。 一つ二つ見逃しても、自分で納得できるしね。
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at 2013-12-15 11:37
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
めくるめく(この場合目くるめくとは言わないのだろうか?)
めまぐるしい?旅行記、堪能させていただきました。 事前に検索をかけて宿らお店やら研究していかれるからいい旅行ができるのですね。 那須も仙台も盛岡も密接な関係のある地域なのに ほとんど知らなくて 参考になりました。 手帳にメモメモです。那須 仙台 盛岡 蔵王で泊まられて クラブ切符4日間使われたんですね。 被災地お見舞いつづけられてえらいですね。
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うらら
at 2013-12-15 23:56
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うらら
at 2013-12-16 00:05
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>sako375さん
そうそう、そうです。 そこはいいです、と言っているのに強引に前で停車したり。 紺屋町あたりをゆっくり見て、野の花美術館寄って帰りますとTさんもワタシも言ったのですが。 開運橋が縁起のいい名前ですねと言ったら二度泣き橋などと教えてくれたのは「ありがとう」ですが。 そう、駅前の観光協会でわかりやすい地図ももらっていたし。 後で街巡りのようなバスが出ているのを知りました。ザンネン~
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うらら
at 2013-12-16 00:08
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うらら
at 2013-12-16 00:14
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>つつじさん
めまぐるしそうですが、事前にあれこれ調べ気になっていたところやことで過ごしたのでまあこんなものかなと。 旅好きは行く前に調べながら旅している気分になり、旅して、そして帰って思い出しながらもう一度旅して…。 切符はいつも4日間みっちりです。 でも東日本まで行かないといけないし、前日購入しなければいけない。 軽くスタートできる地域に住むつつじさん、いいなあ~。
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weloveai at 2013-12-16 17:30
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oshibanayoshimi at 2013-12-16 21:31
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hakutou5 at 2013-12-17 14:15
こんにちは~。
日本中の居酒屋と温泉のハシゴ羨ましいです。 いいサカナがあるときはビールより酒ですね。 盛岡は通過ばかりで観光をしていません、 石割桜を見たかな… ”蔵王大露天風呂”いい雰囲気ですね。
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at 2013-12-19 21:01
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うらら
at 2013-12-21 12:33
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> weloveaiさん
忘年会と遠方よりの来客を用事を兼ねて京都まで。 昨夕帰りやれやれ、ではなく暮れの雑用がどんとあります。-- ゆすらうめ家のように整理整頓されてない我家、ああうんざり~。 旅行はここは行きたいというところを事前に決めたり調べたり。 フットワークはガンガンに軽いっす!^^
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うらら
at 2013-12-21 12:39
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> oshibanayoshimiさん
若くはございませんが、旅大好きなんでここもあそこもと調べてワクワク行ってワクワク~。 内緒ですが(と書きつつ)、同行の元気なご婦人はひと〇〇〇上です。 よく調べプリント持参、お互い今でしょを合言葉の行動ですがその元気さにいつも感心~。
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うらら
at 2013-12-21 12:44
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> hakutou5さん
ある雑誌にも書いていたけど、旅先の居酒屋はなかなかいいもんです。 というか居酒屋というか小料理屋さんかなと思う居酒屋が女性にはよりいいですネ。 蔵王大露天風呂で知り合ったご夫婦、「大病して四国遍路も行きました。いまはここと不老不死温泉とを交互に来ています」 と不老不死温泉を勧めてくださいましたが、日焼けを気にしてまだ行ってません。 旅先での会話も、いい土産です~。
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うらら
at 2013-12-21 12:45
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at 2013-12-23 00:20
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うらら
at 2013-12-25 09:58
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>鍵コメ00:20さん
変わらない笑顔、心優しい対応に心から感謝です。 寄ってはみたいけど無視されたら悲しいなあとか思っていましたので。 みなさんの写真、心地よい刺激になりました。 写真展の際はまた寄せていただきます。 鍵コメさんのブログもチェックして~。V
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