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2017年 02月 03日
二人がだーれもおり立たない陸奥鶴田駅を選んだのか。 ①陸奥鶴田駅からリゾートしらかみで次の川部駅は本数が多い奥羽本線の駅。 ②駅前三分のところに大きな産直がある。 ③ここには日本一長く美しい三連の木造橋がある。 ④江戸時代数多くの鶴が飛来したことから丹頂鶴自然公園がある。 でここに決定していたけど…改札も無人…もちろん駅舎にも誰もいません。 あ、やっと一人通りかかったおじさん発見! 「駅から三分のつるの里あるじゃ(産直)はどっちの方向ですか?」 「それは隣の鶴泊駅から歩いて三分、ここからなら歩くと三十分くらいかなあ」 ため息つきつつ計画練り直し、駅前で一台だけ待機してたタクシーに交渉し”鶴の舞橋”に向かいます。 道路沿いに続く壁のようなものは地吹雪対策、雪のない季節はプレートが動いて見通しよくなるんだそう。 運転手さんはこの町が好きで「冬はスキーができるし30分も走れば海はあるし、いいところです」 ここと決めて知ったのですが、昨夏の休日切符のポスターは吉永小百合さんが”鶴の舞橋”を背景に立ったもの。 それで昨年は橋を見に来る人も多かったとか。 野鳥の楽園といわれる津軽富士見湖(ため池)に架かる鶴の舞橋は、全長300メートルの日本一長い三連太鼓橋です。 積雪のためタクシーはかなり手前で駐車、「橋は傾斜があるので滑らないように気を付けてください」 用心してTさんは車に引き返し車中より景色を眺めることに。 橋の途中にある屋根付きの休憩所からの湖面。 休憩所には、津軽富士見湖の悲恋物語が詳しく書かれていました。 今から600年ほど前、津軽鶴田町を統治していた清水城主・間山之守忠勝は、家来と狩りに出て隠里の太右衛門の家で休憩し、お茶を持って現れた清純で山百合のような息女・白上姫と恋に落ちました。しかし忠勝はいつしかほかの女性との婚約が進み、白上姫を忘れるようになっていきました。そうとも知らず白上姫は、約束した忠勝の正月用の晴れ着を縫いあげ雪のちらつく日忠勝に会いに行きます。普段と違った人出を不審に思い道行く人に尋ねると、この日は忠勝がほかの女性との婚礼の日。縫い上げた晴れ着を落としたことも気づかず、楽しかった日々を思い今のわが身のみじめさに白上姫は大溜池の水中に。捜索もむなしく姫の遺体は発見されず、翌年の春大溜池から清水城に渡る白竜があり姫の遺恨が化身したものと噂されました。このことを伝え聞いても忠勝は新しい生活の幸福におぼれ一笑に付しただけでしたが、夜毎に狂人のようになり藩士を切り捨て愛妻も殺し自らも城を抜け出し吸われるように池に身を投じました。このことを嘆いた太右衛門と部落の人は二人を供養し神社を建立、現在その戸和田神社は豊作の神として祀られています。 ※詳しく書かれていたものから抜粋 雪一面の湖面を眺め木製橋の穴にしゃがみ、300メートルの橋を小走りで渡り切りました。 さて、丹頂鶴自然公園は…?、一人雪かきしている男性に声をかけました。 わッ、け、け、健さんみたいー!(高倉健) 顔も立ち姿も話し方も…と書きながら健さんのこと知らないけど。 健さん風の方が、「いい時に来ましたね。十五分ほど前までは地吹雪で橋は渡れませんでした」 ムフ、私たち晴れ女、と小声で。 岩木山をバックに、とビュースポットも教えていただきました。 すべてアイホンでの写真ゆえせっかくのビュースポットもビューじゃない。 埃をかぶっている一眼を持ってくればよかったと後悔しました。 迷いながらも”丹頂鶴自然公園に。 いたいた!手をたたいたり「おいでおいでー」とうるさいおばさんに、寄ってきてくれました。 真ん前まで来て、べちゃと鈍い音とともに黄緑色のうんち。ーー 車に戻りTさんに「鶴の舞橋に健さんおったよ~」 鎌先温泉で三人部屋吞みしつつYさんが「男も女もときめかなくなったらもう終わりだなあ」とのお言葉。 笑い飛ばしつつも、ときめきはないけど感動はあるで…。 ”鶴のふるさと館”がありましたが、雪道のはるか先ゆえ通過。 小さな三角屋根の鶴泊駅舎前を通るとき「昭和二年にできたレトロな木造で写真撮影する人も」 すぐ『鶴の里 あるじゃ』が見えてきました。 りんごや洋ナシも並んでいましたが、運転手さんお勧めの「冬ぶどうスチューベン」 果物の価格が安くてどれも欲しかったけど、とりあえずご当地ブドウを。 寒冷な地に適し糖度が高く酸が少なくて甘さの濃いぶどうです。 スチューベンを使ったワインやお菓子類がずらり。 珍しいものとして、「すしこ」と書かれた刻んだお漬物に赤いもち米入りの漬物? はたはたの飯寿司は買ってみましたが、初めての味。 運転手さんからここでの特産の一つとして聞いていた「テンペ」 パン屋さんが併設と聞いたので寄ってみたら、とにかくびっくりするようなパンがいろいろ。 びっくりソーセージパンのでかいことにびっくり、ピザパンも大わらじくらいのでかさ。 むねやけバーガーはまあおいしいかもと思ったのですが、大きいのでむねやけしそう~。 鶴泊駅の次は板柳駅、「ここは高見盛の出身地です」 林崎駅、藤崎駅「ここは富士リンゴの発祥地です」 道路沿いには枝だけのリンゴの木が続き、車中より岩木山をバックに。 いろいろ気を使って説明してくれた親切な運転手さんともお別れ。 川部駅駅に到着です。 ホームに立ち五能線終点駅を見ながら横のよく見たら、10年ほど前車で通った田んぼアートの田舎館村近く! 青森まで各駅停車の列車がやってきました。 列車に乗り込み、隅の席で先ほどのパンと牛乳で青森駅までおやつタイム~。
by o-hikidashi
| 2017-02-03 13:34
| 旅
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Comments(2)
Commented
by
hisley-bahana
at 2017-02-03 18:14
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雪の津軽平野満喫してますね
鶴の大橋 長い木の橋を渡ったんですね 別名 長生きの橋なので 100歳までOkかも ウフフ!! シベリア颪が吹き 雪が降る中でも ちょうどいま頃 だと思いますが 津軽の人は 何かしらいままでと違う アッと今季節が切り替わったと その瞬間を感じるようです 動物的な感覚に近いのかも 写真目線が生き生きして 小説津軽平野を読んでいるようですよ
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by
o-hikidashi at 2017-02-04 10:57
>hisley-bahana
初めての青森の旅の時は「津軽平野」を読み、意気揚々と出かけました。 うんと古い学生時代のお話…。^^ 夜行列車で明け方目覚め窓の外を眺めると薄靄の中に点在する家灯り。 青森駅ではほっかむりしたおばさんがリンゴ木箱の上にリンゴを盛って売っていました。 今となってはモノクロの一コマです。 >津軽の人は 何かしらいままでと違う アッと今季節が切り替わったとその瞬間を感じるようです 二年ほど住まわれていたとか、この感性私なりにわかる気がします。 四国に戻り日常にかえると、あの雪景色はちょっと切なく美しい旅の思い出でもあります。 ふふ、夜ははしゃいでおりますが~。^^ その瞬間を感じるようです
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