カテゴリ
以前の記事
2024年 03月 2024年 02月 2024年 01月 2023年 12月 2023年 11月 2023年 10月 2023年 09月 2023年 08月 2023年 07月 2023年 06月 more... フォロー中のブログ
春夏秋冬 ●E・E・Ede ニット... チョビりくに癒される毎日・・・ 押し花おばさんの気まぐれブログ 楽・遊・学・ビバ人生!! ポーチ ド ポッチ(ブログ) 古道具ときどき猫。 cool witch うみひこの気まぐれフォト kzm's 雑記帖 風のとおる家から 侘助つれづれ オアシスへの旅3 ポルトガル便り~ヨーロッ... ウェスタンニューヨークの... 春のよき日に vol.4 England そして ... Non1979's Blog 何でもブログver2 北鎌倉のお庭の台所・藤田... ゆうさんちのご飯日記 3 ひきだしブログ
検索
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2008年 11月 29日
月刊美術雑誌のようなタイトルですが、先日我が家に持ち帰った一枚の絵。 父が団体旅行でパリに行ったとき買って帰ったもの。 書道は好きでしたが楷書のみの父には、日本画ならまだしも洋画にはあまり関心がなかったはずです。 それが旅から帰ったところにたまたま実家に泊まり行った私に、「この絵はなあ」と話し始めました。 団体旅行でしたので、40代の男性とホテルの部屋など行動が一緒でした。 いろいろ話しているうちに、若い頃彼は絵かきになるのが夢だったそう。 一生懸命絵を描いていたけれどあくまでも趣味の域、生活のため絵を描くことは遠ざかり今は絵を見るのが楽しみになりました。 今回の旅も自分が住み絵を描きたいと夢に見たパリで、一枚の絵を選んで買ってるのです。 単純な父(そっくり私が受け継いでおります)はその話を聞きだんだん自分も一枚の絵を買って帰りたくなりました。 そこで彼に貴方に任せるからと一枚の絵を選んでもらったのがこれだと、絵を前にいきさつと彼から聞いた絵の説明を嬉しそうに話してくれました。 それから以後父が過ごす居間にずっと掛けられていたのですが改造するとのことではずされ、廊下の隅に他の絵や額とともに置かれていました。 母や姉にこの絵のいきさつを言ったところ、記憶がない。 いるのならあげる、ということになり我が家の玄関脇に掛けました。 ところがなんだか絵が居心地悪そうなのです。 ずっとあの居間の壁で父とともに過ごし、そうあったのをみてきたからでしょうか。 先日来年結婚する甥に会ったので絵のことを話し、おじいちゃんの絵だからあげるねと言うと嬉しそうに笑っていました。 もう少しここで過ごしたら祖父として父との思い出を一杯持った甥が、この絵を掛け新居での新しい日々を始めることでしょう。
by o-hikidashi
| 2008-11-29 09:58
|
Comments(4)
Commented
by
mimishimizu3 at 2008-11-30 07:54
一枚の絵にまつわる、いいお話ですね。
ちょっと膨らませたら、すてきな物語ができそう・・・
0
Commented
by
birdy
at 2008-11-30 08:46
x
いい絵といいお話をありがとうございました。(^_-)-☆
甥ごさんもお幸せですね。
Commented
by
うらら
at 2008-11-30 15:56
x
mimishimizu3 さん
はい、このえを眺めているとあの日の懸命に絵の説明をしてくれた父の笑顔が浮んできます。 構図の説明もうけうりそのままで。(^^) mimishimizu3さんみたいに、素敵なショートストーリはとてもとても。 いつも情景を思い浮かべながら楽しく拝読しております。
Commented
by
うらら
at 2008-11-30 16:05
x
|
ファン申請 |
||