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2012年 04月 06日
3月最後の日、南三陸町でお祭り予定とheeさんから聞いていました。
青森に向かう彼女と時間があえばここでということでしたが、道を間違え到着がずれた上に凄いどしゃ降り。 登米町に行く予定時間もあって、残念ながら次回ということで諦めました。 はじめて見る南三陸町にため息をつくTさん。 地面は少し多くなったけれどさほど変わっていない南三陸町をあとに、昨年12月にうかがった登米市にある仮設場所にに急ぎました。 予定より早めに着き、土砂降りのなか本日の集合場所となる公民館に荷物を運びます。 8月のボランテァで出会ってから3度目のSさんと再会し話していると参加者がそろいました。 詳しく聞いていなかったのですが年配の方が多く、本日の予定する手芸を楽しんでもらえるだろうかと3人とも少し不安になってきました。 ところがいざ始まるとみなさん熱心で、木玉を「たまっこ、こっちにも」とクルクル上手に糸を巻いて行きます。 今回はぎりぎりまで迷ったこともあって準備不足の感もありましたが、作りながらの会話も弾みます。 集まった人はやはり手先を動かすのが好きなようで、袱紗や巾着袋を作ったりしているそう。 そのうち退屈し始めた母を「94才のおばあちゃん床に遊びに行きましょう」と手をひいて連れて行ってくれました。 予定通りのことがほぼ終了し、仮設にお邪魔している母を迎えに行きました。 入口は厳しい冬を越すために風よけのようなものが工夫して貼られ、戸を開けると単身用か狭い一部屋のみです。 〇〇号室はSさんの従姉さんの部屋で、母は嬉しそうにお茶っこ中。 玉っこにお茶っこと、時々名刺?に”こ”がつきますが、響きがあたたかいような。 恐縮して挨拶すると 「誰も訪ねて来ねえから ばあちゃんも喜んでる」と従姉さん。 こたつの上にはお菓子やお漬物(お茶うけ用)、イチゴまで母のために出されていました。 従姉さんは75才。 70歳まで独身で働いて自分の家を建てました。 快適に家で過ごして四年三か月、昨年津波で失いました。 「自分がこだわったところもあって、いい家だったんだよ」 「避難所で暮らしていた時は感じなかったのに、ここに(仮設に)来てから淋しくて辛くて…。 被災して仮設で暮らす母を弟んとこから連れてきた。親孝行できるのは今しかないもんね」 94歳のお母さんが穏やかな笑顔で聞いていました。 「今日は行きたかったけど、ばあちゃん一人置いていけないしなあ。 でもばあちゃん(母)が来てくれて嬉しかったよな、ばあちゃん」 こちらこそ母が楽しいひとときを過ごせて感謝です。 握手して母とおばあちゃんは何度も手を振り別れ惜しみました。 20世帯しかないこの仮設は、ボランティアで訪れる人もなくみんなで集まる集合場所もありません。 今回のような場合、公民館に申請して使用料を払うのだそうです。 すぐ裏手は削ったような山裾の、奥まった淋しい場所に狭く区切られた仮設住宅というか仮設部屋。 昨年三月までは陽光きらめく太平洋を眺めて暮らしてきた人々に、高齢もあって慣れぬ土地での冬はさぞ厳しかったことでしょう。 仮設の写真も一緒に作っていた時の写真もなんだか申し訳なくて撮ることができませんでした。 ついつい時間も延長し、仕事に戻ったSさんとすれ違いのように出発しました。 携帯電話が鳴り 「きちんとした挨拶もお別れもできずにすみません」 「その方がまた来なくちゃと思いますので」 次はまた初夏のころ。 Oさんや初参加のTさんと来ることができたらと考えています。
by o-hikidashi
| 2012-04-06 16:34
| 日
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Comments(4)
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mimishimizu3 at 2012-04-07 11:58
手芸をいっしょにする・・・
すばらしいボランティアですね。みなさんの笑顔が浮かぶようです。
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sako375 at 2012-04-07 23:01
お帰りなさい。
一緒に手を動かしながらのひとときは心をが和みますね。 集まった皆様の楽しそうなお顔が想像されます。 素敵なお知り合いや、道中のおいしいお料理で,お母様も楽しまれたことでしょう。 次回は初夏の頃ですか。大勢の方が楽しみになさっているでしょうね。いい気候が続きますように。
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うらら
at 2012-04-08 20:32
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>mimishimizu3さん
「手芸ですよ~」と伝わっていたのか、手仕事好きの方ばかりかと思うほどみなさん熱心でした。 小さな小さなポットの苗木を6種類のなかから好きなのを選んでいただいて、そこにカラフルな巻き玉を。 苗木選びから目を輝かせ、「この銭のなる木、大きくして花も咲いたよ」と両手でまんまるして教えてくれました。 みなさんの笑顔が浮かびます。
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うらら
at 2012-04-08 20:41
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>sako375さん
ただいま、です。 ホント、おしゃべりしながらの手仕事は楽しいものです。 いろんなお話をしてくださいました。 「こっちにも玉っこを」と”こ”をつけられるのがなんだか可愛くて。^^ 短い時間ですが、どちらかだけに寄ると片方に叱られます。^^ 小野川温泉も近くなので南陽市にも寄りました。 母は「いったい今はどこ~?」でした。 でもみんなといるのが嬉しくてご機嫌でしたヨ。
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