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2016年 08月 07日
以前から欲しいなあと思っていたミンサー織りの半幅帯が私のところにやってきた。 破格値だったのでまがい物かとよく見たら”伝統織物・手織り 八重山ミンサー織り”のラベルが端っこについている。 中古品(ほぼ新品)で状態もいいが、色(明るいレンガ色)のせいかもしれない。 早速紺地の浴衣に合わせたけど締めやすくて、「あのミンサー織り巻いてるんだ」オーラをおなか周りに感じる…。 東京での就職は親の断固とした反対があり(少しほっとした気も)家に帰ると日々はつまらなく、好きな雑誌の記事に胸ときめいた。 アパレル系で働いていた女性が東京から竹富島に移住、そこでミンサー織りの復活に奮闘する日々が特集されている。 島大好きだし布にかかわって生きるのって最高ーと単純な私はかなりの刺激を受けた。 だけど布にかかわってきたけど織りのほうはからっきし、友は卒論に弓ヶ浜絣の折をテーマにし私はファンデーション(当時補正下着のこと)。 図書館で竹富島のことやミンサー織りを詳しく調べ、島にもっていくものとしてミシンやスタンなどと書き出したり。 親友に相談したら大賛成、移住のボルテージはあがりっぱなし。 だったけど、帯とかの織りに自分の人生をかけることができるのか。 島での生活に大の苦手な長いものに遭遇するかも! と今度は一気に下がり始め、洋裁学校の週一の講師の仕事が急に決まったこともあってそちらの準備に。 その本は見える場所に立てていたけど、このあと本を手に取ることもなくミンサー織り熱はどこえやら。 青春時代のこのひと時はごく稀に思い出しもしたが、この紅緋の帯を手に取り眺めあの若い自分を可笑しく懐かしく想っている。
by o-hikidashi
| 2016-08-07 07:07
| 着
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Comments(10)
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rui-studio2 at 2016-08-07 09:59
ありますよね、そういうこと。
ふと、私も10年ほど前だけどインドで手織り学校を設立しないかと言うお話しを伺った時には、 しばし迷いました。インドは面白い所だし、 でも作ってしまったら、帰ってこれないだろうな――ーなど、 冷静になって、今じゃ、、、、 甘えん坊の私ですから、誰かと一緒じゃないと無理! 曲がり角で考えた一コマでしたーーー
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oshibanayoshimi at 2016-08-08 07:15
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marsha
at 2016-08-08 11:53
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こんにちは!
うららさんにもそんなヒストリーがあったのですね~☆ 私は美大でデザイン科でしたが2年から織を専攻しました。 けれど織では将来の生活が成り立ちにくいと思い 大学に染の先生を要求し、テキスタイルも学びました。 友人たちは今でも織を続けていて作家になった方もいます。 若き日の選択がいろいろな方向へ導かれるんですね~☆
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o-hikidashi at 2016-08-09 18:46
> rui-studio2さん
先方からのお誘いですかー!? それまたすごいですね。 ruiさんのことですからあちらでもお友達たくさん作って…いえあの方が一緒じゃないとクシュンとして居りどころではない? こちらでいたから「O‘るりの暮らし」も開催されたし。 短い期間でしたが、真剣に悩み人生を考え…めちゃ純粋で成人だけど乙女チックなあのころがあったから今があるのですネ。
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o-hikidashi at 2016-08-09 18:51
>oshibanayoshimiさん
暑い日々ですが暑さには割と強い、クーラーなしでもぞもぞ刺し子などやってまーす。 yoshimiさんはクーラーつけたらミシン掛け、えらいなあ。 あれもこれもと妄想は膨らんで、生地もあるのに○歩ちゃんのワンピース一枚塗っただけ…。-- 夏は往く。
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o-hikidashi at 2016-08-09 18:52
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o-hikidashi at 2016-08-09 18:58
> komichi さん
ポールスミス展ワクワクと拝見いたしました! まとめ方が違うなあ…またまたあの日を思い出しながら。 コメント書きたいって思いながら大切なメールの返事さえ書いてなかった。--。 孫を送って行ってやれやれ自宅に戻ってやれやれ…往く夏に焦っています。
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猫舌
at 2016-08-29 15:05
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猫舌
at 2016-08-29 15:05
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