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2008年 03月 24日
剣山を舞台にした、宮尾登美子著の『天涯の花』
ドラマも放映されたそうですが、私は友人に借りてお正月に読みました。 剣山の広大な四季と高山植物の「きしょうげれんま」が物語に色を添えます。 まるでここで暮らしたことがあるかのような文章でしたが、あとがきに本を書いた後に作者がここを訪れているのを知り驚き感心しました。 入念な下調べはあったにしても、作家ってすごい…。 はるか昔(はるか、ですよ)、物書きに憧れた私(汗)。 柳の下のドジョウじゃないけど、小説になるような何かが石鎚山にないかと大宮橋の写真を撮り終え道を下っていたら・・・。 山のなかの小さな集落に、長い塀が目立つ立派な家が目にとまりました。 こういうときの好奇心と行動力は、我ながら感心? すぐ近くには廃校を利用した『石鎚ふれあいの里』があり、車を停め急な坂を登り立派な門構えの前に立ちました。 広く写そうと思ったのに、カメラについているのは望遠レンズ 車まで交換に行く体力、というか元気ナシ 枯れ草が塀の向こうを覆っていて、必死で中を覗いたのですが身長も足らず足場も危うい 諦めて枯れ草や蔓をかきわけ塀沿いに歩きましたが、かなりの広さです 先ほどの縦長写真でも判るように、この植木が遠くからでも目立っていました すぐ下の民家の犬がしっぽを振るのにほえ続け、住人のおばさんが出てきました。 「こんにちは」と急ぎ挨拶したもののこの怪しい私に会釈し、ほえ続ける犬を叱ります。 なんて寛大な人、と早くも知人のような気持ちでこの家のことを訪ねました。 遊びに来ていた近所の方が「20年、いや30年位前まではおったけど、いまはN市に住んどる。この辺一の金持ちやったなあ」とのこと。 「天涯の花」のようなストーリーはないにしてもなにかになるかもと、テレビのレポーターのごとく名前はと尋ねたらさらりと「工藤宮太朗」 「この辺には歴史が一杯じゃ」というおばちゃん達にお礼を言って別れ、車まで戻り動き出すと脇道にヤブ椿の散る苔むした神社がありました。 なになに大元神社、と道沿いに写真を撮っていたら 先ほど聞いたばかりの「おお、工藤宮太朗!」 ただここまでだけのレポートなのですが、私レベルで何のストーリーも思い浮かぶはずなし。 剣山にあるキレンゲショウマに匹敵するここでの高山植物はないか? などと、柳の下のドジョウねらいでは「天涯の花」VSなるものは何も生まれるはずもなく、本日もブログにアップしつつ石鎚山再訪を考え中・・・。
by o-hikidashi
| 2008-03-24 10:46
| 旅
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Comments(8)
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birdy
at 2008-03-24 18:11
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ふふふ…楽しそう。一人旅?
やぶ椿の赤が効いていますね。(^_-)-☆ ひょうたん桜、検討してみます。 でも行く日は、中津渓谷ゆの森 が定休日なの。
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さるちゃん
at 2008-03-25 01:48
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どうして立派な家になっちゃうのかなお金持ちっていうのは・・・
お金持ちじゃないからちっともわかりませんが 狙われちゃうからってのは戦いの時代だけど 今も同じなのかしらね 立派な屋敷なんていらないってことかな・・・ついの住家は・・・ なしてそこを離れなれたんでしょうかね・・・そんな立派なお屋敷を 枯れ草の生い茂る屋敷にはしたくはなかったんでしょうにね^^; がんばれ! それにして画像に臨場感が出てますよ!!
『天涯の花』 随分前に読んだ記憶があります
内容かなり忘れていますが 素敵な文章だったのは記憶にあります 石鎚 若い頃一度だけ行ったことがありますが 風景に目をやることもなくただ寒かったのを覚えています もったいないことしたなあ・・・
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きぬちゃん
at 2008-03-26 21:36
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うらら
at 2008-03-28 12:41
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birdyさん
ひょうたん桜、日帰りでOKとのことです。 お友達のYちゃんも、日帰りのバスツアーで4月に行くそうです。 ブログにひょうたん桜をアップされるのを楽しみにしてます。 birdyさんのブログは、道中の食べものもアップされるので いつも興味津々で~す♪
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うららレポーター ^^;
at 2008-03-29 10:27
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さるちゃん
うれしい反応、やっぱさるちゃんとニンマリ。 それにしても同じ四国でありながら愛媛と香川の山の違い、高い山頂に立つ送電線の鉄塔にいつも感心します。 何がって? あそこでの修理点検は大変だろうなって。(暇な考えですかねえ) それにしても石鎚山。 「この辺には歴史が一杯じゃ」のおばちゃんの言葉に、また行ってみたいと思いまーす。
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うらら
at 2008-03-29 10:36
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りえぼんさん
まったく『ふたばの豆大福』と相性悪し…。 先日も大阪から京都に回り、「りえぼんちゃんにお土産」と寄ったら、「しまった、定休日!」 『ふたば』は水曜日が定休日と、今回しっかり覚えました。 桜はいよいよこれからといった気配で、鴨川の柳の新芽に「見渡せば 柳桜を こきまぜて 都ぞ春の 錦なりける」の日も近し。 りえぼんさんには、もう都の春を満喫の予定ありかなぁ…。
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うらら
at 2008-03-29 10:49
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きぬちゃん
お仕事、快調のようでこちらまでうれしくなります。 ブログの写真は訪問着?それとも付け下げ? さすがMデパート呉服売り場の着物ですねえ。 よこちゃんには言いましたが、健康、体力に自信だったのにむち打ち症状で医者通い。 焼き鳥やさんで横に座っていたお医者さんですが、「僕もですが、まあ単なる老化現象でしょう」とのこと。 頭を強打したから老化現象になるなんて、○○医者じゃないかと内心少し疑っています。(^^)
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