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2008年 08月 12日
またまた旅ブログ、と言われそうですが…。(ーー;)
”黄蓮華升麻の剣山ハイキング”といった日帰りバスツワーにYちゃんと参加。 剣山が舞台の『天涯の花』(宮尾登美子)を読み、主人公の愛する花キレンゲショウマ(黄蓮華升麻)を一度見てみたいと思っていましたので。 小説を読み私のように思う人も多いのかツアー料5000円がよかったのか、20名定員の募集がバス三台で出発。 途中徳島県の「土釜」で後続のバスを待ちミニ休憩。 「土釜」は吉野川の支流・貞光川沿いの国道438号「土釜トンネル」わきにあります。 大きな釜のような滝つぼは、緑泥片岩が貞光川の激しい流れによって侵食されて出来上がったもの。 神秘的なムードがあり深い釜には大蛇が住んでいるといわれ、木材を下流に流す時には酒樽(だる)を供えないと一本も流れなかったという伝説が残っているそう。 徳島県でもこの地方はかなり山の上のほうまで民家が点在します。 一宇村からくねくねと細い道をひたすら走り、やっと小説の主人公が過ごした剣神社のある「見の越」に到着。 ここからリフトで一気に標高1750Mの山頂駅まで。 青空の下澄んだ空気はひんやりと心地よく、だけど行き交う人の多いこと。 ここからまっすぐの道を山頂に向うのですが、今回のツアー目的はキレンゲショウマ。 小説にもでてくる「刀掛けの松」までくると、山頂ではなく行者の修行場がある左へ。 そこにキレンゲショウマの群生があるとのことですが、鹿に食べられ減ってるという噂も。 道沿いの小さな野草を撮るのは、しゃがんだりカメラを構えて時間がかかります。 気がつくと皆は先に行ってしまって…。 急ぎ足で行くと、行場の「おくさり」 メタボ体系の人は絶対無理の細い岩の間にくさりはあり、そこを登って修行します。 横にはキレンゲショウマが少し咲いていましたが、先に群生があるとのこと。 汗だくでアップダウンの一方通行の道を進むと一行にやっと追いつきました。 人一人の細い道は昨年まで一方通行ではなく、よく事故があったとのこと。 花を見たあとは山頂のレストハウスへ行き各自で昼食、でしたがお弁当を作って7時前の集合でしたので12時半を過ぎお腹はぺこぺこ体力はへとへと。 Yちゃんも私も息切れ切れ状態で、「山頂は曇りだったことにしよう」と即意見は一致し5名のリタイヤ組に。 山頂から横の峰の「ジロウギュウ」に向うアリ粒のような人たちをちょっと悔しく眺めながらも、青空の下緑の木々を眺めながら食べるお弁当のおいしかったこと。 後で考えればすごい汗と息切れは、一気に1750Mまで上りすぐ険しい道を急ぎ足で移動したので軽い高山病だったのかもしれません。 遠くの景色を眺めたり山野草の写真を撮ったりとマイペースの時間を過ごしリフトで下りた後はすっかり元気になり、小説の舞台となった剣神社近くで下りてきたツアーの人と合流し剣山をあとに。 解散場所の高松駅までの途中、古くからの温泉地塩ノ江温泉で足湯休憩。 橋向こうの「行基の湯」のそばにある小さな足湯はすぐ満席となり、近くの道の駅で夕食材料のお買い物。 この辺りには詳しいYちゃんから、行基の湯横の蕎麦屋の天ぷら蕎麦がお勧めとのこと。 駅までのバスの中、厳しい剣山の環境を思い浮かべながら改めて「作家」のすごさ素晴らしさに感心しました。 『天涯の花』作者の宮尾登美子は、本の完成後村の式典ではじめて剣山に行ったとのことですが、剣山を何度も歩いて散策しキレンゲショウマの花も知り尽くしているような文面でした。 ストーリーはさておき、あの山中での日々の光景と文中で各自に思い描かせキレンゲショウマを見たいと読者を剣山に向かわせる…。 小説の彩となったキレンゲショウマの、輝いたような黄色い花が心に残った剣山のミニ旅でした。
by o-hikidashi
| 2008-08-12 06:02
| 旅
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