カテゴリ
以前の記事
2024年 03月 2024年 02月 2024年 01月 2023年 12月 2023年 11月 2023年 10月 2023年 09月 2023年 08月 2023年 07月 2023年 06月 more... フォロー中のブログ
春夏秋冬 ●E・E・Ede ニット... チョビりくに癒される毎日・・・ 押し花おばさんの気まぐれブログ 楽・遊・学・ビバ人生!! ポーチ ド ポッチ(ブログ) 古道具ときどき猫。 cool witch うみひこの気まぐれフォト kzm's 雑記帖 風のとおる家から 侘助つれづれ オアシスへの旅3 ポルトガル便り~ヨーロッ... ウェスタンニューヨークの... 春のよき日に vol.4 England そして ... Non1979's Blog 何でもブログver2 北鎌倉のお庭の台所・藤田... ゆうさんちのご飯日記 3 ひきだしブログ
検索
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2009年 06月 27日
この季節、洒落た棚などない我が家のトイレにこの小さな額をおく。 明るくない場所で、この花はすっと浮き上がったように白く咲く。 手を伸ばし(ジョウキョウハカクジゴソウゾウヲ)裏を見ると、「沙羅」と書かれた彼作者の文がある。 『 平家物語の冒頭で有名な沙羅双樹は、元来インドなどの熱帯地域にに育つ木です。 釈迦は、「形あるもの必ずこわれ、生あるもの、必ず氏を迎える。」と最後の説法をして涅槃に入りました。その際、二股に分かれた一本の沙羅の木に花がいっせいに咲き、瞬く間に落ちて御身を飾ったとされています。 日本ではこの木に変わって、朝に咲き夕に散る清楚な一日花をつける「夏椿」が、沙羅双樹として珍重されてきました。 手刷りシルクスクリーン版画 濱野敏弘』 沙羅双樹といえば、もう十年も前のことになる。 平家物語の沙羅双樹、夏椿。 この言葉に魅かれ、大阪で仕事を終え京都の東林院に向かった。 広くない庭に、沙羅双樹の木が一本。 緑の苔の上に茶枯れた花が散っている。 6月にしては暑い日で、なんだか人工的な沙羅双樹と大勢の見物客の声も耳障り。 期待が大きすぎたのもあってか、少し落胆しながら寺を後にした。 翌年、82番札所の根来寺の石段を登ったところに大きな沙羅双樹を見つけた。 人目に触れない奥まった場所にひっそり咲いていたが、霧のあった日で白い花がより幻想的だった。 倉敷にも大きな沙羅双樹の花があると知人から教えてもらったけれど、限られたひとときの花なのでいまだに出かけていない。 平家物語では「沙羅双樹の花の色」とあるけれど、花は真っ白でもなく触れるのをためらうような薄い儚い白い色だった。
by o-hikidashi
| 2009-06-27 07:55
| 物
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||